飛耳鳥目

  • はてなブックマークに追加
  • Google Bookmarks に追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • del.icio.us に登録
  • ライブドアクリップに追加
  • RSS
  • この記事についてTwitterでつぶやく

 九大百年講堂で開かれた高校生向けのがん講座に、男子中学生が一人参加していた。講演終了後に大学の門の前で偶然話した。

 父親と二人で来ており、「息子に頼まれて九大に無理を聞いてもらった」と父は言った。息子は私に、「医者になりたい。でも情報が足りないので、今日は来てよかった。後半から理解できるようになった」と、意志を固めた者特有の落ちついた目で私に告げた。父親は医者ではないそうだ。

 なぜ医者になる決心をしたのかとたずねると、「幼いころ体が弱かったから」と中学生は答えた。自分を診てくれた医師に強く感化されたようだ。

 ちょうど同じ時刻に百年講堂の別会場で、九大病院子どものこころの診療部主催の児童青年精神医学専門研修が行なわれ、全国から児童精神科医など75人が参加していた。

そこに講師として招かれたロンドン大学精神医学研究所のKah Mirza 医師が、希望について、「先の見えない未来に的を定め、それに向かって矢を射ようとする時、彼の小さなスキルすべてが彼を助ける」といった内容の話をしていた。

 私は父親に、息子さんが医者になれば多くの人に好かれるだろうと話し、地下鉄駅に向かって歩きながら、医者になる理由は人それぞれで、それよりも、どんな主治医だろう、一度会ってみたいものだと思った。(川本)


九州医事新報社ではライター(編集職)を募集しています

九州初の地下鉄駅直結タワー|Brillia Tower西新 来場予約受付中

九州医事新報社ブログ

読者アンケートにご協力ください

バングラデシュに看護学校を建てるプロジェクト

人体にも環境にも優しい天然素材で作られた枕で快適な眠りを。100%天然素材のラテックス枕NEMCA

暮らし継がれる家|三井ホーム

一般社団法人メディワーククリエイト

日本赤十字社

全国骨髄バンク推進連絡協議会

今月の1冊

編集担当者が毎月オススメの書籍を紹介していくコーナーです。

【今月の1冊, 今月の一冊】
イメージ:今月の1冊 - 88. AI vs. 教科書が読めない 子どもたち

Twitter


ページ上部へ戻る