植木寛氏など功労者・団体に感謝状
歴代の院長、総婦長、大学の医局にも感謝状
福岡市医師会成人病センター(壁村哲平院長)の創立50周年を祝う式典が8月3日、ホテルニューオータニ博多で開かれ、関係者400人が集った。同センターは昭和38年(1963)、九州初の医師会病院として、薬院古浜町に開設された。
式典で市医師会の江頭啓介会長が、「50年間で医療へのニーズも変わったが、地域社会に貢献する精神を受け継いでいく」と挨拶、壁村院長が、開設から今日までを振り返り、「先輩の熱意を受け継ぎ、今後も強い決意で進んでいく」と述べた。
記念講演は九州国立博物館の三輪嘉六館長。「4時間前に台湾から帰ってきた。来年秋には台北の故宮博物展をやれると思う」と話し、文化や芸術は、市民と切り離しては考えられないとして、博物館運営を紹介した。
写真上は江頭会長から感謝状を贈られる植木寛医師(植木医院院長=福岡市中央区)。植木氏の寄付金をもとに「植木賞」が創設され、これまでに21人が受賞しているという。写真中は、歴代の院長と総婦長のうち、式典に参加した大島文雄、梅田文夫、熊谷美津子、品川知葉子の4氏。下は同センターに医師を派遣している、九州大学、福岡大学、久留米大学の教授と准教授、医局長。