ハード、ソフトの次は将来ビジョン

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福岡県看護協会の新会長に就任した 花岡夏子さん

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「協会員だけがお客様じゃないと思うんです」(7月26日)

 穂波町(現飯塚市)出身。7月末まで飯塚病院に看護師として勤務していた。同院グループの学校運営にも関わってきた。

 高校生の時には教員になるつもりだったが、万が一にと受験した看護学校に先に合格。「そこでパワーが枯れちゃって、看護師の道に進みました」と言う。看護学校を卒業して42年と3か月、飯塚病院に勤めた。

 「チーム医療だと言われて20年、高齢社会の中で、患者の体や心を看られるのは看護職。施設でも地域でもリーダーシップを取るのは看護職だと思う」と言い切る。例えば病院経営の改善も、看護師の力に依るところが大きいはず、とも語る。

 「でもまだ、看護師は自発的に動かなくてもいいと考える医師もいる」と花岡会長。「急性期病院と開業医、訪問看護ステーションがタイアップして、地域で看るのは必然の流れ。そこでナースがコーディネートできなければ、患者さんにも地域にも不幸」と訴える。

 福岡県看護協会に所属する保健師、助産師、看護師、准看護師の総数は3万7千人を超えている。「国の動きも知らず、看護協会の研修やサポートも受けず、何も知らないまま慣れだけでやっている人が、まだ多くいる。本来の職務を果たす上でも情報共有は大切です。協会未加入者への情報提供をどう行なうかが課題で、1人でも多くの人が入会されるよう運動もしていきます」。

まず将来ビジョンを描くのが仕事

 ナースプラザ福岡ができて7年目。「神坂登世子前会長がソフト面を充実させて、命を吹き込んだ」と花岡会長は言う。そこに将来ビジョンを描き、その実現のために毎年みんなで取り組んでいくことが、まず最初の仕事だと考えている。

 5年後、10年後の協会のあるべき姿を、皆で一緒に作っていきたいと言う。

 「その際に大事なのは、お客様は誰かを見失わないこと。県民の皆さんなのです」。

 福岡県の保健・医療・福祉の視点で見る必要もあるし、医師とも車の両輪として関わっていかなければと話す。先を見据えた柱があることで、職員にも成長が促せるのではとの期待もある。

 「ここに看護協会の建物があることを、もっと地域の人に知ってほしいし、利用もしてほしい。会員には要望や意見を寄せてほしい」と語った。

 看護職に進む若い人には、「自分の描くイメージと違うとすぐにあきらめる人が多い。たとえ足踏みしても、 進める道は必ずある。最近の職場環境は、何年かかっても一人前に育てたいという気持ちがあるので、すぐあきらめないでと言いたいです」。

 趣味は山登り。福智山(標高900・6m)のご来光を13年連続して拝んだこともある。阿蘇の高岳(1592・3m)はかなりきつかったという。でも飯塚のボタ山(高さ121m)には登ったことがないそうだ。


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