黒い条約
- TPPが日本を米国に売り渡すものであることが、集英社新書の「TPP黒い条約」でよく分かる
- 特にISD条項について「日本の憲法も国会も、国際投資家裁判所の下に置かれる」として、米国政府の公開文書や米高官のコメントなどを分析、「TPPは中国包囲どころか、日本を弱体化して永遠に米国の下に置くのが目的」と強く警告する
- 本書は7人の専門家が寄稿しており、施光恒九大准教授もその1人。TPP参加にメリットが1つもないことを、さまざまな角度から明らかにしている
- 島国に住み、保守意識の強い日本人は、「改革」や「グローバル」という言葉がつけばすべて正しいと決めつけ、思考が停止する。その危うさ、危機管理のもろさもあぶり出す。必読の書といえる。