体力勝負ですから、メタボではやれません

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社会医療法人陽明会 小波瀬病院 院長 山家 仁

山家仁(やまいえ ひとし)
1987 鳥取大学卒 同医学部附属病院研修医 1988 鳥取大学医学部附属病院放射線科助手、松江赤十字病院放射線科、小波瀬病院勤務を経て2006 小波瀬病院院長就任 2012 おばせ看護学院学院長就任(小波瀬病院院長兼務)■日本救急医学会救急科専門医 日本麻酔科学会麻酔科認定医 麻酔科標榜医

 病院設立当初の理念である「地域に根ざした救急医療」はある程度クリアできたと山家院長は考えていた。それで小波瀬病院は昨年、災害拠点病院の指定を受けた。京築地域だけの病院ではなく、災害時に傷病者を救いに行ける病院でありたいと考えたからだ。念願のDMATも1チーム持った。「夢は少しずつ叶っている」と、院長は語った。

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「当院は今まで経験したどの職場と比べても、福利厚生が充実しています」とは、長谷川浩之総務課主任(左)の弁。

 出身は姫路で鳥取大学卒。最初は鳥取大学の放射線科に入局しています。

 私は二代目の院長ですが、先代も鳥取大学の出身で、その縁で当院に来ました。と言っても、鳥取大学と強いつながりがあるわけではなく、医師の出身大学はバラバラです。もっとも、産業医科大学は距離的に近く、協力をいただいていますので、増えてはきています。

 整形外科は6名すべてが産業医科大学の出身です。当院の医師は医局からの派遣ではないので、勤務年数が長く、地域の先生たちと付き合いやすい環境ではあります。

 私が臨床を学んだのは当院で、まず外科の修練を積み、脳外科、麻酔科、整形外科の勉強をしました。もともと当院がある京築地域は救急が遅れており、北九州に患者さんが送られる地域でした。それでこの地域に救急を主体とした病院を作ろうと、北九州で働いていた先代たちが3人で作ったのが当院です。私はその意志を継ぎ、今では救急科の専門医です。

 救急は体力勝負です。院長に就任した際「辞めるその日まで救急の現場に立つ」と宣言をしましたが、その時すでに成人病の塊でした。若いころは野球をやっていて体力に自信があったのですが、もう長時間歩くのがつらかった。

 当院は2年に1回、福岡ドームで野球大会をやるのですが、まったく足が動かないことに気がつきました。それでなんとなくジョギングを始めましたが目標はなく、モチベーションもありませんでした。

 しかし2009年に、偶然知って応募した東京マラソンに当選し、それからマラソンが趣味です。初マラソンが100万の人が集まる東京マラソンだったわけです。5時間ほどかかって完走しまして、それから病みつきになりました。その時当選しなかったら、マラソンは始めていませんね。まだメタボかも知れません。もう体力的には宣言を実行できそうです。当時のズボンは履けなくなりましたが、若い時のズボンが入るようになりました。

 病床数は266床で、ICU6床を含めた166床が急性期です。当院のもう一人の経営者である髙橋治城副院長が脳外科の専門で、リハビリテーションに力を入れています。それで療養病床を40床に減らし、回復期リハビリテーション病棟を60床に増やしました。最終的には療養をなくし、回復期を100床にする目標です。

 昨年8月に、法人内の御所病院を移転させ併設しました。60床の障害者病棟と60床の療養病棟がありますから、療養病床はそちらに任せようと考えています。

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病院の左むこうに御所病院が見える。

 以前は法人内の連携もうまくとれてはいませんでしたが、御所病院が隣に移ってきたことを機に、職員同士の交流が増えました。御所病院の3階には体育館も作り、クラブ活動も盛んです。このことによって今後は、患者さんの転院を転棟のように行なうことが最終目標です。

 当法人では法人敷地内を「ホスピタルタウン」と呼んでいます。大戦後にイギリス労働党が掲げたスローガンに「ゆりかごから墓場まで」というのがありますが、最終的には産科や小児科からご老人の病気までここで診るというのが、ずっと思い描いている構想なんです。夢みたいな話にも思えますが、10年ぐらいの後に出来たら良いなと考えています。来年中にはお年寄りを住まわせてお世話をする施設を、敷地内に作る予定です。新生児や小児の病気を診ることが今は出来ませんので、こちらをゆくゆくは強化していきたいと考えています。

 京築地区には2つ看護学校があったんですが、2校とも廃校になりました。それで地域の看護師を確保する目的で平成24年、当院に隣接しておばせ看護学院を開校しました。私が学院長を兼務しています。といっても実際の教育は岸川人美副学院長に任せています。副学院長は計画当時、当院の副看護部長で、看護師育成・教育のエキスパートとして勤務しておりました。そのことが学校開設に有利に働きました。近隣の医師が非常勤講師を務めたり、学生が開業医のもとで研修を受けることもあり、現在は近隣の医療関係との連携がさらに良好になってきてはいます。今後当院を含めたこの地域で看護師が不足することのないようにしたいですね。


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