福岡市中央区の西鉄グランドホテルで2月20日、癌の講演会があった。久留米大学先端癌治療研究センターとNPOウィッグリングジャパンが企画し、㈶福岡県すこやか研究事業団の協力で、ほぼ毎月行なわれているもので通算17回目=写真上
この日の講師は久留米大学医学部=血液・腫瘍内科の長藤宏司准教授。「普段は癌患者とだけ話している。患者とそうでない人が混在している場は今日が初めて」と言いながら、集まった40人に「リンパ腫と白血病」を解説、それぞれの違いも説明した。
講演の終盤に長藤准教授は「誰にもそれぞれの人生がある。治療方法を決めるのは患者さん本人だが、症状と治療の組み合わせをいちばん分かっているのは担当医。セカンドオピニオンを探す前に、ファーストオピニオンを理解することが大切」と述べた。
第18回目は3月11日、博多阪急イベントホールで開かれた。講師は久留米大学医学部産婦人科学講座の河野光一郎助教。参加した30人に、子宮癌と卵巣癌について話した。=写真下
講演の様子は毎回、インターネットで全国に無料動画配信されており、ライブラリーとしてDVDにもまとめられているという。
問合せはTEL:092-725-6623=ウィッグリングジャパン(福岡市中央区天神)まで。