福岡県精神保健福祉協会
福岡県精神保健福祉協会(神庭重信会長)は1月23日、精神科病院などで精神医療に従事している専門職の優れた研究に対して表彰状を授与した。
昨年10月に開かれた九州精神保健学会で発表された109題の中から選ばれたもの。懇談会では活発な意見交換があり、会長から着眼点への賞賛や労いの言葉が送られた。
写真は受賞者と県精神保健福祉センターなどの職員の皆さん。前列左から5人目が神庭会長。
表彰されたグループと研究課題は次の通り(敬称略)。
- 一本松すずかけ病院地域医療連携室=笹山絵美=最後は自宅で死にたい/軽度認知症患者の終末期に寄り添う
- 筑後吉井こころホスピタル・デイケアふきのとう=山口かおり、新村哲史、白石理恵、古賀美智子=日常的に運動を取り入れたことによる効果
- 油山病院看護部=木村文香、大久保よしみ、亀甲和宏、紙屋雄次朗=急性期治療病棟に混在する認知症患者に対する看護の取組み
- 門司松ヶ江病院O病棟リハ課=辻田勝、田中真由美、松原大祐、市川節子、松井麻由子=今日もきれいですね/お化粧してみませんか
- 福岡大学病院精神神経科=中園愛子、野副麻衣子、井口直美、岩本知恵実、池田静子=入院時面接の同席に対する経験年数3年目以下の看護師の思い
- 筑水会病院=原島徳子、伊藤佐知子、服部信行、國芳浩平、垣本滋=著明な血膿尿をきたした膀胱炎患者からの考察
- 不知火病院外来=古賀明日香、大神万里子、三吉勇治、外来スタッフ一同=外来における自殺防止へのアプローチ/導入後2年間の経過報告と外来でのSOS―7聴取の必要性
- 可也病院リハビリテーション科OT=西本桂大、小林真司、竹島祐樹、大賀綾、栗田輝久、鈴木智美=摂食障害への作業療法/情緒へのアプローチ
- 久留米大学病院精神神経科病棟=田中章子、江崎将聖、冨野佳紀、山中真弥、庄山ゆきみ=対応に苦慮する患者への関わり/患者―スタッフミーティングを通して
- 直方中村病院地域医療連携委員会=葉室智隆、吉永幸司、山本理恵、田中純、吉岡大、山本恵子、西田佳世、山倉達也=認知症の医療と介護の相互理解に向けての取組み。
(写真と文=福岡県精神保健福祉協会)