原土井病院で職員が試食
原土井病院(成富由司院長=福岡市東区青葉6)で10月23日の昼食時間、職員食堂の利用者にキウイフルーツがふるまわれた=写真。職員らはトレイにキウイを取り、アンケート用紙にも記入、242枚が集まった。
企画したのはキウイの世界シェア3割を持つゼスプリ インターナショナル ジャパン(株)
午後からは食堂の一角でセミナーも開かれ、栄養士やリハビリスタッフ、厨房職員、施設利用者など20人が、キウイがスーパーフルーツと呼ばれるゆえんなどの説明に耳を傾けた。
ゼスプリの説明によると、日本で売られている同社のキウイは、ニュージーランド産のほか日本産もあり、徹底された安全管理で、いつ、どこの畑の、どの木から収穫されたかが分かるという。「世界各国の厳しい安全基準を満たしている」と話し、キウイの食べごろは、上下から押してやわらかければ芯もやわらかくなって熟しているとも語った。
セミナー参加者から、煮炊きの料理に使えるか、硬いキウイを早く熟させる方法はあるのかなどの質問がよせられていた。
原土井病院の厨房で支配人をしている須藤芳献さん(34)は、「献立にキウイを使うことがあり、今日の説明はずいぶん参考になった」と話していた。
アンケート結果で、果物を食べる頻度について、「ほぼ毎日」と「3〜4日に1回」食べると答えた人が全体の半分以上見受けられた。
よく買う果物は、バナナ、りんご、みかん、梨、キウイ、ぶどう、グレープフルーツの順で、買わない人も32人いた。
果物の効果や期待を見ると、「ビタミンC、食物繊維への興味の高さ」、「整腸作用」、「美容、抗酸化、免疫力アップへの意識の強さ」 、「美白、若返り」が目立った。食べる順番にこだわるのは男性が多かった。
グリーンキウイに含まれている食物繊維はバナナよりも多いのを知っていた人は8・3%。あとの人は知らないと答えた。
キウイの説明を聞いて、今後食べようと思うかの問いには、「定期的に食べたい」・「食べるように心がけたい」と答えた人が全体の9割を超えた。