マンモグラフィ健診の重要さ語る
久留米大学がん集学治療センター 藤井輝彦准教授
10月16日、カフェでがんを学ぶ集いが、天神の西鉄グランドホテル内グランカフェで開かれた。
NPO法人ウィッグリング・ジャパンと久留米大学との共同企画で、13回目の開催となる。
今回の講師は久留米大学がん集学治療センターの藤井輝彦准教授でテーマは「乳がん」。
藤井准教授は、具体的症例を摘示しながら、マンモグラフィ検診が有効であるのに、受診率がわずか10パーセントにとどまる現状に警鐘を鳴らしつつ、16人に1人が乳がんになることを説明。
がん専門病院の主治医とかかりつけ医が連携をとり、一人の患者を一緒に診察する「がん地域連携クリティカルパス」で治療を受けるためには早期のがんであることが必要であることから、そのためにもマンモグラフィ検診が重要であることを強調した。
会場から、牛乳ががんの原因になるという本を読んだが本当かという質問があり、「どんな食べ物が良いとか悪いとかではなく、バランスの良い食事を規則正しく食べれば、何を食べてもいい」との回答だった。
次回は11月15日15時半から、北九州市にあるフラミンゴ・カフェで、同大学先端癌治療研究センターの山田亮所長が「がんワクチン」について語る。