福大がんセミナー 60回目は「抗がん剤のジェネリック薬」

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講師は薬剤部の西田恵美さん

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60回目を数える福岡大学病院腫瘍センターがん相談支援部門主催のセミナーが、9月28日、院内のメディカルホールで開かれ、患者や家族、ボランティア、医療者など、およそ40人が参加した。

講師は薬剤部の西田恵美さん。ジェネリックという言葉の意味や、新薬(先発医薬品)との関係を話し、なぜジェネリック医薬品が安いのかを解説した。また、普及率は日本(23%)に比べて欧米が高いこと(英国66%、米国73%、ドイツ63%)や、ジェネリック医薬品も国の厳格な審査を受けて製造販売されているので、効果や安全性は新薬と同等で、副作用も同じように起こることがあると、図表を示して話した。

価格は新薬より安価なため、厚生労働省はジェネリック医薬品の使用推進をはかっており、福岡大学でも、抗がん剤のジェネリック医薬品の採用に関しては、化学療法委員会などで慎重な討議を重ねて決めていると述べた。

そのほか、自分の使っている薬に疑問や心配がある時は、病院またはかかりつけ薬局の薬剤師に相談すれば説明してもらえることや、新薬よりどれくらい安いかを、日本ジェネリック製薬協会のホームページにある「かんたん差額計算」で調べられること、福岡県薬剤師会でも電話相談を受け付けており【TEL:092-271-1585】月〜金は朝9時から夕方5時半、土曜は9時から昼12時まで)、福大では毎日24時間体制で、薬剤師が 常駐していると説明した。

質疑応答で、最近60歳の長男ががんの手術をしたという主婦から、特許が切れたと聞くと、なんとなく不安な感じがするとの質問があり、進行担当の田中俊裕医師が補足説明した。

次回は10月26日午後1時から、栄養部副技師長で管理栄養士の山本葉子さんが、がん治療中の食事について話す。会場は同じで、入場無料。


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