筑紫看護高等専修学校で =看護職のための研修会=
生涯学習インストラクターの白石明子さんが講演
太宰府市国分の筑紫看護高等専修学校で9月8日、看護生涯教育研修会があった。
日ごろ忙しい看護師に、一般教養や看護技術などの教育の場を与えるため、福岡県医師会、福岡県看護協会、福岡県が主催。年2回の割合で、北九州、福岡、筑豊、筑後の4ブロックで開かれている。
この日の講師はヒューマンコミュニケーション研究所代表の白石明子さん。およそ100人の看護師や看護学生に、接遇の基本を教えた=写真。
白石さんは「言葉は薬となって治療に寄与するが、光にも闇にもなる。相手の立場で感動のうまれる職場にしてほしい」と訴えた。
参加者からは「サービスを受け取るかどうかは客が決めるという言葉が印象的だった」、「笑顔や初心に帰ることの大切さを再確認した」、「心に余裕がなければよい対応ができない。もう少しゆとりを持ちたい」などの感想が寄せられた。参加者アンケートによると95%の人が今後も受講したいと回答している。
福岡ブロック委員長の高須矯医師(高須医院=春日市春日)は「看護師の質は医療の質につながる。いろんなことを学んでほしい」と話している。