「揺さぶられ、心に響いた」

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学生にチーム医療を学ばせるプロジェクトで

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「将来の医療に私たちの体験を活かしてほしい」と語る患者体験者

明日の医療をになう学生に、チーム医療について考えさせる「未来プロジェクト2012」が8月25日と26日、福岡市中央区の天神ビルで開催され、医学部、薬学部、看護学部、心理学部、放射線科、歯学部、療法学科で学んでいる学生など73人が集まった。

10年先の医療を見つめ、学生のうちに将来のリーダーを育成することがねらいで、今年で5回目。研修は講義のほか、参加者を9人の小グループに分け、ワークショップ形式で進められた。患者体験者が気持ちや思いを語り、学生の質問に答える時間も持たれた=写真。

研修を終えた学生の主な感想は次の通り。

【医師】「チーム医療は病院外にまでおよぶことを学んだ」。「患者さんから『最後まで寄り添って、見放さないで』と言われたことが印象に残った」。「どの職種も頼りにされていることを知った」。「患者の要望と医学的なデータを折衷させられる医師になりたい」。「医師には相談しづらいという患者さんが多かった」。【看護師】「私たちに求められているのは、病気になって生じる社会的な問題の情報提供にまで及んでいることが分かった」。「チームで同じゴールを目指すにはコミュニケーションが必要だと思う」。「患者体験者の精神的な面がすごく気になった」。「どの職種も患者の情報がなければさまざまな判断ができない。細かい情報の収集できる看護師になりたい」

【臨床心理士】「医療人全員が患者に寄り添えれば、心理士のできることは少なくなると思う」。「逆転移などが起こらないようにするため、内省を深めて、ぶれない心を持つことが必要だ」。「チーム医療では心と体の問題を合わせて考える視点が必要になる」。「心理士への認知度が低く、患者や家族の心のケアが意外に進んでいない」。

【薬剤師】「もっと薬剤師がおもてに出てもいいという話を患者さんから聞いた。より身近な存在でいたい」。「聞き手が相づちを打つタイミングや度合いが重要だ」。「製薬会社を含め、健康を願う人すべての協力が大切だと思う」。「医療チームには研究職も含まれる」。「見落としがちな、他職種の観点をいくつも知り、すごく勉強になった」。

【療法士】「さまざまな意見の中から治療方針を決定するには、医療従事者に豊富な知識や経験が必要だと感じた」。「医療従事者のひと言が患者や家族に与える影響の大きさを再認識した」。「同じ課題に対して、他職種の価値観や認識の違いを実感した」。「他職種と交流する機会がもっとあれば、

学生が臨床に出る際のイメージや考えの助けになると感じた」。「臨床で活かせるスキルとして身につけるには、何度かの繰り返しが必要」。「患者の存在あってこそのチーム医療だと感じた」。「視野が広がった。ほかのクラスメイトにも参加してほしかった」。

【放射線技師】「公開講座などで放射線への不安を取り除きたい」。「患者さんの声が実際に社会に反映されているか、不安になった」。「理想論だけで現場が成り立つのかを知りたい」。「患者さんの実際の声が心に響いた」。

「未来プロジェクト2012」
世話人と実行委員は次の通り=敬称略。

【世話人】

  • 大野真司=九州がんセンター乳腺科
  • 嶌添隆雄=九州大学薬学研究院臨床薬学部門
  • 深野百合子=あけぼの会
  • 吉田素文=九州大学大学院医学研究院医学教育学
  • 大島彰=九州がんセンターサイコオンコロジー科
  • 白石恵子=同センター臨床心理士
  • 吉川千鶴子=福岡大学医学部看護学科
  • 緒方憲太郎=福岡大学病院薬剤部
  • 徳永えり子=九州大学病院きらめきプロジェクト
  • 池永裕明=九州大学病院薬剤部
  • 大池美也子=九州大学医学部保健学科
  • 石田真弓=九州がんセンター乳腺科。

【プロジェクト実行委員】

  • 作田皓=福岡大学医学部看護学科
  • 古賀菜奈子=同
  • 神田優穂=福岡大学薬学部
  • 峠理沙=九州大学医学部保健学科
  • 伊波友理華=福岡大学薬学部
  • 出口華子=同
  • 森川花絵=同
  • 中村友理=同
  • 山崎友華=九州大学薬学部
  • 松﨑理沙=福岡大学大学院人文科学研究科
  • 中村悠=福岡大学薬学部
  • 松尾綾=福岡大学医学部看護学科
  • 溝尻早希=聖マリア学院大学看護学科
  • 川㟢満梨奈=福岡大学医学部看護学科
  • 川崎真由子=福岡大学薬学部
  • 隈聖也=石巻赤十字病院
  • 立石千咲=九州がんセンター。

【プロジェクト担当スタッフ=吉田祐子】


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