- 出力は入力の末
- 自動販売機に120円入れたら缶コーヒーが出てくる。入れた価値と同等の、別のものがが出る。これを入力⇒ブラックボックス⇒出力と考えると、いい文章を書く(出力)ためにはいい文章を読む(入力)しかないことになる。それでいま開高健の「パニック・裸の王様」(新潮文庫)を読んでいる。入力の質を高めるには、見るものと聞くものを吟味することだ。目や耳からゴミしか入れなければゴミしか出ないのは当然だ。会話の品質が低い人はろくな入力がなかったのだろう。立ち振る舞いの善し悪しも、入力の末のことである。「孟母三遷の教え」はこういったことも含んでいるのではと最近思う。(川本)
- いろんな先生
- ◎あなたが工場で働いている若い男性だと想像して下さい。ある日、同僚の女性(50代)が1人で重いものを運んでいるのに気がついた時、あなたならどうするでしょうか。
多分、心ある普通の男性ならば手を貸しに向かいますよね。でも、それだけでは十分な正解にはなりません。「走って」手を貸しに向かうのがより良い答えなのです。これを日頃から心がけると、時にはトマトやキュウリをもらえるかもしれません。世の中には、こういうことを専門に教える先生がいるらしいですよ。(内藤)