がん征圧月間の9月に合わせ、㈶福岡県すこやか健康事業団(原信之会長)主催のイベント「つなごう命、笑おう人生」が9月8日、JR九州ホールで行なわれ、学術講演やマジックショーなど多彩な催しが繰り広げられた。
原信之会長(=写真)はあいさつで「がんの早期発見と予防の推進のため、検診受診率50%を目指したい。国民病と言われて久しいが、一人一人がよく知り、がんに負けない社会を作りましょう」と呼びかけた。
学術講演では塩山善之=九州大学大学院医学研究院重粒子線がん治療学講座教授が、重粒子線治療とサガハイマット(関連記事)について「重粒子線治療は治療期間が短く、副作用が軽い。治療効果も高く、生活の質を維持できる」と期待した。
リレー・フォー・ライフ九州ブロックの宮部治恵さんは、がんに立ち向かう思いや体験を語り合い、リレー方式で24時間歩きながら寄付を募るイベントについて、自身の出演したテレビ番組の映像を交えて紹介した。
マジシャンMr.HEROさんのマジックや、NPO法人ストップ・ざ・がんの会のがん検診啓発寸劇、九州発のアイドルグループ「LinQ」も登場し、およそ200人の参加者を楽しませた。