日本医師会会長に横倉義武氏
元福岡県医師会長 ヨコクラ病院院長
元福岡県医師会長でヨコクラ病院の横倉義武院長（67）
４月１日、元福岡県医師会長でヨコクラ病院の横倉義武院長（67）が日本医師会長に決まった。各紙が一斉に報道した。 それによると現職で再選をめざす民主党寄りの原中勝征会長（71）を決選投票で破り初当選した。会長選は２年に１度あり、九州からの選出は60年ぶり２人目。民主人気が凋落していく中で、各党にパイプのある横倉氏を選んだ。横倉氏は地元みやま市で自民党古賀誠元幹事長の後援会長をしているが、近く退くという。
横倉氏を支持した福岡県医師会は松田峻一良選対本部長名で「横倉会長は、医師会の役割は地域医療を守ることだと常々言われ、自身も高齢化に悩む地域で30数年来、救急医療をはじめ地域医療に取り組んでこられた。『地域で異なる医療提供体制をどう再構築し充実させるか』を重視し、地域で本当に必要とされる適切な医療提供体制を実現したいとの思いで会長選挙に臨まれた。その強い思いが支持につながったと感じる。福岡県医師会も今回の選挙では長年の様々なしがらみを全て流し、日本医師会が一つになることで日本の医療がよくなると信じて活動してきた。横倉会長はこれから多くの難問に取り組まれるが、一緒に日本の医療を作っていきたい」などとする礼文を関係者に配った。
