ひがし眼科耳鼻咽喉科医院 北九州市八幡西区石坂1-1-5
この地で外科医院を開院した父親(故大木一郎医師)のあとを継いだ東啓子医師。夫の淳一郎院長とともに地域住民への医療に根をおろして18年が過ぎた。
「診察室にいても待合室の状況は気になります」と啓子医師は話す。患者やその家族への接遇にはとくに気を配っている。
院内にはジャズライブのチラシが貼られ、啓子医師と高校が同じだった画家の田代国浩氏の絵も6点飾られている。
「同窓会で田代さんが絵を描いていると知って、夫婦で見に行ったんですよ。彼の作品はインパクトがあって、明るさが感じられます。特別なメッセージが込められていないところも気に入りました。挑戦的であったり暗かったりするのはだめですね」。見馴れない作風のためか「先生が描いたの?」と質問されることもあるそうだ。大きな観用植物も置きたいが、視力の弱い人やお年寄りが当たってケガをするのが心配だと言う。
来院者の見える場所に絵画を展示していることについて東淳一郎院長は「何かを意図して絵を飾ろうと思ったわけではないが、実際に飾ってみると、狭い中待ちのスペースが今までより広く感じたり、絵の持つパワーを感じる。これからも気に入った絵を一点ずつ増やしていきたい」と話している。
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