「励ましあってきれいになりましょう」

  • はてなブックマークに追加
  • Google Bookmarks に追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • del.icio.us に登録
  • ライブドアクリップに追加
  • RSS
  • この記事についてTwitterでつぶやく

「もっと乳がん患者にやさしい社会を」

With You KyuShu 2012~あなたとブレストケアを考える会〜
患者と家族150人集う

024.jpg

九州の医療従事者と乳がん患者の集い「ウイズユー九州2012=あなたとブレストケアを考える会」(田中将也実行委員長=聖マリア病院)が1月29日、福岡市南区高宮の男女共同参画推進センター・アミカスで開かれ、乳がん患者と家族150人、医療従事者98人が九州各地から集まった。

5つの分科会「心のケア」、「リンパ浮腫」、「薬物療法」、「再発・転移」、「若年者乳がん」が準備され、それぞれ15人程度の乳がん患者が医療従事者を囲み、診察室では聞けない悩みや疑問を語り合ったほか、「すみれの会」と「くちなし会」の患者会が体験発表した。

また久留米第一病院の田中眞紀外科部長と美容ジャーナリストの山崎多賀子さんが講演し、闘病中も女性が前向きに生きることの大切さを語った。

山崎さんは「きれいは自分が満足することよりも家族や周囲からほめられることで自信となり、自分らしさを作り上げてくれる。きれいになって外出し、お互いにほめあいっこしましょう」と呼びかけた。

講演のあと「あなたとブレストケアを考える会」世話人の一人、九州がんセンター乳腺科の大野真司医師が「明日からきれいな外来が増えちゃったらどうしましょう」とコメントし、会場は笑いに包まれた。

【分科会で「心のケア」を担当した江口惠子看護師のコメント】

025.jpg

写真上=自身のメイクを公表しながら話す山崎多賀子さん。下=あいさつする世話人。左から長瀬慈村(乳腺クリニック長瀬外科院長)、宮良球一郎(宮良クリニック院長)、田中完児(リボン・ロゼ田中完児クリニック院長)、海瀬博史(東京医科大学病院乳腺科)、大野真司(九州がんセンター乳腺科)の各医師。

「乳がんと向き合ってきた経緯を存分に語り合えたと思う。主治医との対応のすれ違いに怒りを感じている患者さんが、分科会で感情的になって話す姿も見られ、『告知を受ける前の姿に戻りたい』、『もう一度リセットしたい』との発言は参加者の涙を誘った。乳がん告知1年未満の患者は、抗癌剤による予測できない症状に不安と恐怖を感じており、先輩たちの話を聞けば気持ちに安堵感が生まれ、少しでも良い方向に好転できる。乳がんになると、勤めていた会社を辞めざるをえず、治療後の職場復帰も難しいのが現実。同性の上司から『触らせて』とからかわれた話を聞くと、社会環境の冷たさを切実に感じる。もっと乳がん患者に対してやさしい社会であってほしい」。(相良病院副院長・総看護部長=鹿児島市)


九州医事新報社ではライター(編集職)を募集しています

九州初の地下鉄駅直結タワー|Brillia Tower西新 来場予約受付中

九州医事新報社ブログ

読者アンケートにご協力ください

バングラデシュに看護学校を建てるプロジェクト

人体にも環境にも優しい天然素材で作られた枕で快適な眠りを。100%天然素材のラテックス枕NEMCA

暮らし継がれる家|三井ホーム

一般社団法人メディワーククリエイト

日本赤十字社

全国骨髄バンク推進連絡協議会

今月の1冊

編集担当者が毎月オススメの書籍を紹介していくコーナーです。

【今月の1冊, 今月の一冊】
イメージ:今月の1冊 - 88. AI vs. 教科書が読めない 子どもたち

Twitter


ページ上部へ戻る