第4回 福岡県医学会総会

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北九州市立八幡病院小児救急センター

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市川光太郎医師に特別賞

市川光太郎医師に特別賞

1月29日に開催された第4回福岡県医学会総会で、北九州市立八幡病院小児救急センター市川光太郎医師の論文「重篤な小児への初期対応―日常診療における危急的症例『被虐待児症候群』」に医学会賞特別賞が贈られた=写真。奨励賞には福岡大学医学部心臓血管内科の志賀悠平医師ら5人が選ばれた。

受賞者講演で市川医師は、日本の児童虐待増加はすでに由々しき状況で、「いかに児童虐待を疑って診療を開始するか」だとして、特に周産期医療関係者は、子どもの健全育成を見据えて家族や家庭支援を、医療と社会活動を通じて行なうことが求められていると語った。

発表演題は「地域医療に役立つ最新の医療」をメインテーマに25題、シンポジウムも同じテーマで、北園孝成(九州大学大学院医学研究院病態機能内科教授)、内村直尚(久留米大学医学部神経精神医学講座教授)、石倉宏恭(福岡大学医学部救命救急医学講座教授)、楠原浩一(産業医科大学医学部小児科教授)、杉本英克(杉本クリニック院長=福岡県内科医会副会長)の5氏が、医療の現状と問題点を報告した。

また愛媛大学の石原謙教授が講演し、「日本の医療費は米国の10分の1。総額の年36兆円は先進国中GDP比で最低だが、常に医療費財源問題が論議されている。医療レベルは最高でも国民の健康満足度は最低ランク。そのため国民は年間50兆円の私的保険に入っており、これは世界の生命保険の半分を占めるだけでなく、年間個人消費総額300兆円の中で保険業以外の購買力を低下させている」などと話した。

【特別賞】
▼北九州市立八幡病院小児救急センター=市川光太郎=重篤な小児への初期対応―日常診療における危急的症例「被虐待児症候群」。
【奨励賞】
▼福岡大学医学部心臓血管内科=志賀悠平=マルチスライスCTにより診断された冠動脈疾患の有無とLDL・C、HDL・C値との関連性
▼産業医科大学呼吸器胸部外科=浦本秀隆=肺腺癌を有する日本人患者におけるHLAアレルとEGFR遺伝子変異の関係
▼九州大学大学院医学系学府臨床・腫瘍外科=池永直樹=CD10陽性膵星細胞は膵癌の進展を促進する
▼久留米大学医学部外科=藤田博正=食道癌の手術:専門病院への施設集約の推進
▼小田辺内科医院=小田辺修一=わが国の20歳以下発症2型糖尿病は母親からの遺伝例が多くインスリン分泌不全を伴うことが多い。

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