患者経験者を医療側の一員として活用
九州がんセンター大野医師が試みを報告
昨年12月17日、がん患者の会の交流会が福岡天神であり、活動を報告しあった。主催は、がん・バッテン・元気隊(波多江伸子代表=写真)。 参加したのは主催者10人のほか、福岡県内で活動するがん患者の会17人と支援団体5人、医師8人と県保健医療介護部の担当者2人も出席した。
それぞれの患者会は自己紹介の中で「会合では体験談だけを話し、それぞれの治療内容には立ち入らない」、「否定的な言葉は使わないと決めている」、「告知前後の人に会ってビジョンを共有するのは有効」などと話した。また九州がんセンターの大野真司医師が、がんを告知されて動揺している人に、医療側の一員として2人の患者体験者が助言している試みを紹介した。
参加団体は次のとおり。
ピンクローズの会(和白病院)、さくら会(飯塚病院)、たんぽぽの会(赤十字病院)、北九州がんを語る会、あすかの会、えがおの会、がんサロンちっご、あけぼの福岡、南風の会(浜の町病院)、元気が出るがん患者のつどい、がんセンター患者会、青葉の会、ハートの会、ストップざ・がん、福岡がんサポートセンター。医療側から浜の町病院、福岡市成人病センター、久留米大病院、瀬田クリニック福岡。