災害に学ぶ What we learn from the Disaster Mar.11,2011

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第49回日本社会保険医学会総会

第49回日本社会保険医学会総会

「災害時には塩とマルチビタミンを手元に」と管理栄養師

日本社会保険医学会総会(津田英照会長=久留米第一病院長)が12月12日と13日、福岡国際会議場で開かれた。

メインテーマ「災害に学ぶ」は、尊い命が残してくれた、災害時の医療や支援などの貴重な体験を整理して後世に伝えることが自分らの役目だとの思いから。メインホールで両日、東日本大震災の被災地で治療や支援活動をする中での戸惑いや疑問、従来のマニュアルに欠けていた点などが報告された。他の会場でも災害医療に関連して、透析やストレス、マニュアルの見直しなど、さまざまな教訓が話された。

13日の「レポート=災害医療・介護支援体験」で、せんぽ東京高輪病院の栄養管理室長、足立香代子さんは「被災地に行ってみると被災者はレトルト食品ばかり食べていた。そのそばで全国から寄せられた野菜が大量に腐りかけている。ご飯とみそ汁を作っている若い自衛隊員に聞いたら、自分は修理工で、献立がなければ作れないし、上からの命令も必要だと言われた。これが日本の現状。でもDMATにもAMATにも構成員の中に管理栄養師の名前がなく、すぐに駆けつけられる体制にない」と悔しさをにじませていた。 大阪厚生年金病院の薬剤師、辻川正彦さんは、「外来と救急と入院患者と避難所からの処方で、不眠不休の日が続いた。避難所には薬を運んで飲み方を教えた。早くから大勢来たらもっとよかったと言われた」。

また社会保険中央総合病院の仲嶺秋江看護係長は、「被災地から東京に戻ると生活のあまりの違いに憤りを感じた。現地の惨状を伝えるのももどかしく、テレビを見るのもいやだった。自分の働きに疑問を感じ、元の状態に戻るのに3週間くらいかかった」と本心を語った。


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