精神医学と身体医学の統合考える

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日本総合精神医学会が総会

精神医学と身体医学の統合考える

「身体のなかの心、心のなかの身体」を講演する神庭会長=11月26日メインホールで。

第24回日本総合病院精神医学会総会(神庭重信会長=九州大学大学院教授)が11月25日から2日間、福岡国際会議場で開催された。

メインテーマは「精神医学と身体医学のさらなる統合」。その理由を神庭会長は挨拶で、「精神医学は身体を含み、身体医学も精神を含むはずだが、専門性が高度化すると互いを忘れがちになる。ところが身体医学はこれまでになく精神医学を必要としている。緩和医療が普及しつつあり、チーム医療のメンバーとして精神科医が求められている。脳死臓器移植、遺伝子医療、再生医療など、医療倫理の最先端にある領域では、患者の同意能力をめぐって精神科医の判断が必要とされており、救命救急センターを抱える総合病院では、自殺を図って搬送される患者に対する精神科的フォローアップが、自殺対策の要として位置づけられている。一方で精神医学も、精神障害を抱える患者の生活習慣病や高齢化に伴う合併症の予防とケアが、精神科医の役割となりつつあり、身体合併症治療はもっぱら総合病院精神科で行われている。認知症対策も身体医学なくしては十分なものにはならない。総合病院精神医学こそがこの要望に応えられるのではないか」(以上要約)とし、本来進むべき道を再度、見つめ直したいとした。

会長講演で神庭氏は、 精神と体に関する各種の研究を踏まえて話し、最後に「医師の大きな務めは患者に希望と激励を与えることである。このことだけでも医療者の存在は正当化されると言った研究者がいる。病気が進行し、医療者が患者に技を施せなくなればなるほど、患者は医療者を必要とする。医師が負け戦を戦うのは、精神疾患を含めた慢性の疾患すべてにありうる。しかし、見捨てられることは絶望を意味する」と語り、Aクラインマンの言葉「医者はアイロニーや矛盾やユーモアや、身につけたあらゆる知識を利用して、またいつそれらをやめるかという知識を含めて、患うことを是認する」を引き、これも負け戦の戦い方の1つ、オスラーは魂はあると信じたが、それをどう取り扱うかはそれぞれが考えてほしいと結んだ。


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