歩いてドイツ
国際会議場から天神まで歩いた。自転車に2人乗りした男女に道をたずね、行き交う人をながめながらのんびり歩いた。歩くといろんなものに出くわす。冷泉公園ではドイツのビールと味覚を紹介する秋祭りの真っ最中=写真。主催者テントで日独協会の人に聞くと、10日間で9万人の人出を見込んでいるとのこと。今回の目玉はドイツ製のアンチークメリーゴーラウンド。祭りが終われば撤去するらしい。何分かおきに「ただいまから発車しまーす」のアナウンスがおかしかった。天神で新潮文庫の「朗読者」を買った。著者のベルンハルト・シュリンクはドイツ人。久しぶりに深い感慨に浸った。この本、米国では200万部以上のミリオンセラーになったらしい。(川)
破壊と真逆にあるもの
皆さんの友人や知人にアーチストはいませんか。もしいたらぜひとも夜明けの前の美術館にご参加ください。アートについてそのださんが1面でその神髄を述べています。彼によればアーチストは本来、破壊を嫌うものだそうです。そういった目でいろんなアートを眺めてみると、命の謳歌や芽生え、生きるよろこび、自己宣言などが感じられます。それに、アーチスト自身の顔が、生きていますね。(圭改め、富)