自家版 本当の読書術

  • はてなブックマークに追加
  • Google Bookmarks に追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • del.icio.us に登録
  • ライブドアクリップに追加
  • RSS
  • この記事についてTwitterでつぶやく

いい本とは

作家の宮城谷昌光氏が、「平かなという大海原に、漢字という島がきれいに浮かんでいる」のがいい本だというふうに述べている。平かなと漢字の配列として、読む前に良書は決まっているのである。

本は読まなくてもいい

読書しなくても生活できるし、幸せにもなれる。知識が増えない方が幸せだと言った作家もいる。今まで読まなかった人はいまさら読めるはずもないから、無理せずテレビの前に座った方がいい。

本を読むスピード

大好きな映画の1シーンをコマ送りで観ても、少しも面白くない。一行ずつ丹念に読む人が読書を楽しめないのはそういう理由から。本には作品特有の速度というものがある。リズムも旋律もあるし、温度も色もある。そこをつかめば読む早さは格段に上がる。宮部みゆき著「スナーク狩り」とヘッセの「人生論」を読み比べれば、違いがよく分かる。司馬遼太郎著「翔ぶが如く」や「坂の上の雲」は作品速度に明確な強弱がつけてある。ちなみに「ななめ読み」は、便宜的にそう表現しているだけ。技術的には可能でも意味がない。

漫画は読書か

週間少年ジャンプ連載中の大爆笑漫画「犬まるだしっ」は読書じゃないだろう。でも井上雄彦の「リアル」や西原理恵子の「ぼくんち」、手塚治虫の「火の鳥」などは読書と言える。レベルの高い漫画本は日本に非常に多い。荒川弘著「鋼の錬金術師」などもそう。
じゃあハウツー本は?
学術の関連書は、自分の脳裏に自在に映像を結ぶ楽しさを許さないから、読書ではなく「勉強」と心得るべき。政治経済誌は「情報収集」。自己啓発は「探しもの」、グラビア写真集は「美術鑑賞」と言えば聞こえがいい。

本が読者を選ぶとは?

「本が自分を呼ぶ」と、読書好きはよく言う。それは実際にあることだが、だからといって、たいして本を読まない人が書店で耳を澄ませても何も聞こえない。そうなりたければ、その日が来るまでひたすら読むしかない。

なぜ読書が苦手なのか

答えは三つ。
①小学校の国語の時間に読書感想文を書く宿題があり、②それを担任が採点したから。③読書との相性が悪いから。

読書好きと読書家

読書家とは、読書を重ねた挙句に自分の言葉が生まれるようになった人のこと。そこまで行けば一旦読書は卒業し、筆者の側に回った方がいい。

極めつけのオススメ本

ワイン好きが読めば唾液がたちまちワインに化け、甘党が読んだら唾がチョコレートになって口元から滴り落ちる。チーズが好物なら全身の毛穴からチーズが香り出し、和食が好みなら、読んでいる途中で八丁味噌が口からあふれる思いがする。
そんなすごい本がある。辺見庸著「もの食う人びと」(角川文庫)。さすが芥川賞作家だ、ハンパではない。食を語る人、グルメ通、料理が趣味の人には絶対のオススメ、必読の本である。


九州医事新報社ではライター(編集職)を募集しています

楽採で医師の採用を「楽」に!

博多水引×九州医事新報

バングラデシュに看護学校を建てるプロジェクト

人体にも環境にも優しい天然素材で作られた枕で快適な眠りを。100%天然素材のラテックス枕NEMCA

暮らし継がれる家|三井ホーム

一般社団法人メディワーククリエイト

日本赤十字社

全国骨髄バンク推進連絡協議会

今月の1冊

編集担当者が毎月オススメの書籍を紹介していくコーナーです。

【2018年6月の1冊】
イメージ:今月の1冊 - 81.オシムの言葉 増補改訂版
オシムの言葉 増補改訂版

Twitter


ページ上部へ戻る