信頼される医療の提供で健康で明るい地域づくりを支援します。

  • はてなブックマークに追加
  • Google Bookmarks に追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • del.icio.us に登録
  • ライブドアクリップに追加
  • RSS
  • この記事についてTwitterでつぶやく

社会福祉法人 恩賜財団 済生会 飯塚嘉穂病院 院長 西村 純二

社会福祉法人 恩賜財団 済生会 飯塚嘉穂病院 院長 西村 純二

―― 6月1日に「済生会飯塚嘉穂病院」へ改称され新病院がオープンしましたが、経緯を教えてください。

この病院は旧くは結核療養所として設立されましたが、結核の減少など医療状況の変化に伴い病院の体制も変遷してきました。2007年4月の県立病院改革で、前身である県立嘉穂病院は県から済生会病院に移譲され済生会福岡第二病院となり、地域医療への貢献をテーマに運営してまいりました。そして6月1日からは新病院開院と同時に「済生会嘉穂病院」へと改称し、地域の皆様のニーズに応える新しい病院としてスタートを切ることとなりました。緩和ケア病床20床を含む199床で延べ面積約1万5000平米の病院です。

―― テーマのひとつである地域医療の具体的な取り組みについて

6月1日にオープンした済生会飯塚嘉穂病院の外観

6月1日にオープンした済生会飯塚嘉穂病院の外観

まずは医療スタッフ、診療科の充実です。外科と眼科に新しく常勤医の先生に来ていただきました。超高齢化社会にあわせ整形外科にも力をいれる予定です。リハビリテーションなどの施設も完備しています。手術室も新しく整備し、医療機器ではMRIやマンモグラフィーといった最新の機器を取り入れています。ライトにLEDを使用するなど衛生面、環境面からも配慮しています。さらに近年需要が高まっている救急医療にも対応できるよう救急室を整備しました。

この地域では主に飯塚病院が救急医療を担っていますが、飯塚病院だけでは限界があります。呼吸器科、消化器疾患など専門を持つ領域で、地域の皆様のニーズに応えられるよう当病院も協力していきたいと考えています。

―― 病院の特徴、新たな取り組みについて教えてください。

済生会飯塚嘉穂病院の内観

済生会飯塚嘉穂病院の内観

「地域医療」・「癒し」・「健康」を3つの柱として様々な取り組みを行っています。まず「地域医療」の面では先ほどもお話したように救急医療や診療科の充実です。それに加えてがん治療のための外来化学療法室を完備しています。抗がん剤治療など患者さんの利便性を考え取り組んでいきたいと思います。

次に「癒し」ですが、筑豊地区にはこれまで緩和ケア病棟を持つ病院はありませんでした。がん終末期の患者さんにゆっくり療養していただく環境を提供したいという思いから緩和ケア病床を20床作りました。緑豊かな環境を生かしデッキテラスやラウンジを設置していますので患者さんやご家族にもリラックスした時間を過ごしていただけると思います。

最後に「健康」ですが検診センターを新設しています。早期発見、早期治療が重要な病気もありますので、生活習慣病やがん予防のための検診を受けていただけきたいと思います。まだスタッフ不足という課題もありますが、早く充実させて病気を治すだけでなく地域の皆様の健康維持にも貢献していきたいと考えています。

また、済生会グループは社会医療福祉法人ですので、広く社会福祉活動を行う役割を担っています。その一環として生活困窮者にも手を差し伸べる無料低額診療事業制度があります。今の日本の医療福祉制度はある程度整備されていますが、残念ながらそこから漏れる人も数多くおられます。そういった方々の医療費を一部または全額負担する制度です。いろいろな条件はありますが、窓口を設けてこの制度を推進しています。

―― 理想の医療を支える院内外の体制について

患者さんに信頼される安心・安全な医療を提供する為には多くの時間とエネルギーが必要です。それをカバーするにはチーム医療が大変重要になります。医師や看護師、薬剤師、コメディカルはもちろん事務を含めた全ての職種が患者さんと関わり、チームとして力を合わせることが必要ですし、それが今の医療のスタンダードになっています。院外との連携は済生会病院へ委譲されたときから病診連携に力を入れています。地域医療連携室を設けており、2名のソーシャルワーカーが中心となって他の施設へ移ったり、自宅へ帰られる患者さんの相談に乗ったりしています。もちろん患者さんの受け入れのときもまず地域医療連携室に連絡が入り、そこから医師や看護師に照会があります。

いろいろな機能を有する病院、診療所、介護福祉施設間との連絡と、病院の入口、出口をコントロールするのがこの地域医療連携室の重要な役目です。

―― 今後の展望について

平成23年5月済生会は創立100周年を迎えます

地域の健康づくり、医療福祉に貢献できるようになるというのがやはり一番の目標であり、使命であると思います。それを実現する為には経営も安定させなくてはなりません。

県立病院時代から安定した経営には至っておりませんでしたが、地域に確実に継続的な医療を提供する為には医療機器の整備、スタッフの確保といった面からみてもやはり経営が重要な鍵となります。

より一層地域の医療福祉施設と密接に連携し、当院の得意分野である糖尿病、リウマチ、呼吸器診療に加え、がんなどの疾患に対し、地域でニーズの高い緩和ケア、外来化学療法などの診療にも特色をだしていければと考えています。病院の機能と役割を明確にし、ニーズにあわせた特色を出して地域の皆様の期待に添えればと思っています。

―― 先生の休日の過ごし方を教えてください

今一番ハマっているのはDIY(日曜大工)です。休日は愛犬(ゴールデン・レトリバー)と過ごし癒されています。


九州医事新報社ではライター(編集職)を募集しています

博多水引×九州医事新報

バングラデシュに看護学校を建てるプロジェクト

人体にも環境にも優しい天然素材で作られた枕で快適な眠りを。100%天然素材のラテックス枕NEMCA

暮らし継がれる家|三井ホーム

一般社団法人メディワーククリエイト

日本赤十字社

全国骨髄バンク推進連絡協議会

今月の1冊

編集担当者が毎月オススメの書籍を紹介していくコーナーです。

【2018年6月の1冊】
イメージ:今月の1冊 - 81.オシムの言葉 増補改訂版
オシムの言葉 増補改訂版

Twitter


ページ上部へ戻る