今月の1冊 - 7.「ヒトの一生の生理学 - 生から死まで -」-

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富田 忠雄、長 琢朗、瓦林 達比古 著

ヒトの一生の生理学 - 生から死まで -

ヒトの一生の生理学 - 生から死まで -
富田 忠雄、長 琢朗、瓦林 達比古 著
【九州大学出版会 定価3,200円(税別)】

「ヒトの一生」について私たちがいかにして生まれ、育ち、子供を産み、一生を終えるかという過程について医学的観点から述べられている本書は、医学生を含め基礎から臨床まで多くの医学関係者にオススメの1冊。

精子による卵子の受精から、胎児の発育、出産、新生児・幼児の成長、思春期の特徴、肥満等の成人病、老化、死亡までの過程を生理学的見地から遺伝子レベルまで細かくまとめた専門書である。

近年基礎・臨床を問わず各分野で細分化・専門化が進み他領域の知識が稀薄になってきている傾向がみられるが、出来るだけ幅広く総合的な見識を持つことが必要な医学関係者には日々の研究や診療の力強い味方となるだろう。

特に卵子と精子が受精した後の発生や胎児の発育については複雑な遺伝子の関与について詳しく記述されており、消化系、循環器系、神経系などに属する各種の組織が驚くべき早さで発生している過程を読み解くことが出来る。人類は長い進化の過程で遺伝子が次第に変化した結果である。

ヒトはどのように生まれ、どのように終わりを迎えるのかというとてもシンプルあり、壮大なテーマに基づき順を追って印されている本書はヒトについて深く学び、考える道しるべとなる。


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