第9回 日本フットケア学会年次学術集会

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アクロス福岡で開催

会場は約2200人の参加者でにぎわっていた。

会場は約2200人の参加者でにぎわっていた。

2月12~13日福岡市アクロス福岡で第9回日本フット学会学年次学術集会が開催された。

「足は第2の心臓~Legs for Life~」というテーマのもと講演やシンポジウムがおこなわれ約1200名の医療関係者が参加し、診療科にとらわれない幅広い講演が行われた。

糖尿病患者の増加(糖尿病性足症)などの原因により足に不安を抱える人が近年増加傾向にあるが、病院だけではフットケアやウォーキングなどの指導にも限界があるというのが現状。

最終日に開催された体験型市民講座では医師だけでなくウォーキングの専門家や靴メーカーの職員から直接指導を受け、悩みを相談できる体制となっており、約2200名の市民が参加し、参加者からは「参加してよかった」との声が多数寄せられた。学会の中から好評だった市民講座について紹介する。

学会初企画 市民公開講座

市民向けの講演にもたくさんの参加者が聴講した。

市民向けの講演にもたくさんの参加者が聴講した。

学会初となった今回の市民講座は、通常の講演を聴講するだけの形式ではなく、参加者がいろんなことを体験できるブースや相談コーナーを多数設けた"体験型"の形式で開催された。全国最大規模となる約2200人が参加し、業界からもおおきな注目を集めた。学会関係者は「福岡から全国へいいモデルとなる学会となったことを誇りに思う」と語った。

会場には健康な方から足に悩みを持った方(外反母趾・タコ・魚の目・水虫・巻爪・下肢静脈瘤・冷え性)、糖尿病・糖尿病予備軍の方まで幅広い悩みに対応出来るよう多くのブース・相談コーナーが設けられた。

自分に合う靴の選び方や健康的なウォーキング方法の体験指導、スキンケア商品の展示など身近な問題から、地域糖尿病療養指導士、医師・看護師による相談コーナーといった専門的なものまでバラエティに富んだブースがそろった。それぞれのブースで専門のスタッフに直接話を聞くことが出来る機会とあって参加者からも好評を得ていた。

今回の学会はフットケアが市民にとって大変関心が高い内容であることを証明することとなり、今後の発展や展開も注目される。学会スタッフの福岡大学心臓血管外科の竹内一馬先生は「今後も市民の皆様の相談を受けられる体制を設備して精進したいと思います」と話した。

NPO法人 足もと健康サポートねっとの取り組み

一人ひとりの足に合わせた対応が行われていた。

一人ひとりの足に合わせた対応が行われていた。

足もと健康サポートねっととは九州県内の医療関係者(義肢装具師・看護師・理学療法士・医師など)と靴・インソール製造や販売を含めた靴業界、フットケアサロン業界等の連携を図ることで足(脚)に悩みを持った方々の問題解決を速やかに行える様なサポートを行うことを基本理念としたNPO法人(申請中)。

足の健康は全身の健康維持の基礎となる。近年糖尿病の増加が問題となっているが、足壊痕の発生、そして切断を余儀なくされる数も増加している。

糖尿病患者に限らずとも足に悩みを持っている人が多いが、病院に行っても靴の選び方や歩き方の指導まで徹底されておらず、また靴屋やフットケアサロンで病状の相談をしても病院の紹介にまで結びつきにくいというのが現状である。

そこで病院・クリニックと靴・インソール業、フットケアサロンの横のつながりを整備し足にお悩みを持った方々が路頭に迷うことなく最適なケアやサポートが行えるよう市民セミナーや相談会、ウォーキングイベントの開催フットウエアの開発や研究といった様々な取り組みを行っている。活動を通し健康維持や増進、病気の改善のために務めている。

お問い合わせ先

足もと健康サポートねっと

学会長挨拶 小倉記念病院循環器科 横井 宏佳 学会長

会場内のブースではそれぞれの専門医が悩みに応えていた。

会場内のブースではそれぞれの専門医が悩みに応えていた。

フットケア学会年次学術集会は新しい学会ですが、診療科の枠を超え、医療専門職の枠を超え、足のために一同に会するユニークな学会です。本学会は糖尿病透析患者の増加による足病疾患の増加とフットケアに対する社会的関心の高まりと重なり、参加者は1000名を超え、大変注目を集めております。このような本学会を初めて循環器科がまたはじめて九州の知で開催できますことを大変名誉に思います。

さて、本学術集会では「足は第2の心臓(Legs for Life)」をメインテーマといたしました。足病により歩行困難となった患者は活動量の低下により血管内皮機能は低下してプラーク破裂を生じ、心筋梗塞、脳梗塞を発症することが知られています。フットケアをおこない、足を健康に保ち、積極的に運動することで心血管イベントを予防することができるわけです。

本学術集会ではこれまでのフットケアの専門的議論、技術指導、基礎的講義に加えて、足に健康を保った後の運動リハビリの重要性にも焦点をあてたいと考えております。また、我々循環器科病棟で働くメディカルスタッフ(医師・看護師・薬剤師、検査技術士・理学療法士)にもフットケアの重要性を浸透できればと考えております。

特別講演には3名の国内の著名な先生より、教育講演は我々が専門としている下肢血行再建術の大家である2名の先生に講演いただく予定でおります。

シンポジウム、ワークショップは例年通り行いますが、「各地区でのフットケアチームの立ち上げ指南」、「この症例をどうするか」、「最適な血行再建は何か」、「フットケア指導士交流会」、「血管超音波専門技師交流会」なども企画しており、最終日の午後には、初めて市民公開講座も開催したいと思います。また、これまで学術集会では触れてこなかったフットケアとリスクマネージメントに関しても議論したいと考えています。


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