新診療棟で「あたたかい医療」をさらに充実!

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福岡大学病院 内藤 正俊 病院長

福岡大学病院 内藤 正俊 病院長

シリーズ"病院長に聞く"2011年の第一弾は福岡大学病院、内藤正俊病院長にお話をうかがった。1月4日に地下1階、地上7階の新診療棟が開院したばかり。73年に同病院が開設されて以来の新棟で最新設備だけでなく地域に開かれた福大プラザや福大メディカルホールも新設され、基本理念である「あたたかい医療」をさらに充実させる。

―― 福岡大学病院の特徴をうかがいます

福岡大学病院の基本理念は「あたたかい医療」です。昨年度の外来患者延数は32万7361人で入院取扱患者数は27万5268人、最近は手術例数が増加しており99年に5530例だった年間総手術例数が09年には7106例となっています。当病院は医学部を持つ大学病院ですので、教育病院としての役割や研究を発展させる責務があります。具体的に福岡大学病院が担っている医療は社会のニーズに応える患者中心のあたたかい医療の提供とともに、地域に開かれた中核的医療センターや健康のための情報発信基地としての役割です。

教育に関しては社会に必要とされる優れた医療人の育成を行い、研究に関しても積極的に高度な先進医療を推進しています。診療、教育、研究のバランスを考えながら推進している訳ですが、どちらかというと診療に軸足を置いています。

新診療棟 2011.1.4 開院

新診療棟 2011.1.4 開院

―― 新診療棟が開院しましたね

新診療棟、福大プラザ、福大メディカルホールが今月4日に開院しました。新館は地下1階、地上7階の免震構造となっており、地下鉄福大前駅と直結し、本館とは渡り廊下で結ばれました。新館の1階から3階までの外来は臓器別センター化を基本とし、内科や外科の垣根のないトータルケアが可能になりました。予防医学センターではメディカルチェックや健康増進指導を行います。

―― 患者さんにやさしい構造ですね

正面エスカレーター、メディアホール、患者案内表示盤

正面エスカレーター、メディアホール、患者案内表示盤

待合スペースを広くとり、待合表示板や診療費自動支払精算機を設置しました。災害拠点病院としての役割を果たすため免震構造で地震に強い建物です。外来では非常時に多くの被災者受け入れを想定し、1階ロビーで救急搬送時の処置ができるよう、多くの医療ガス配管設備を設けています。4階から7階までの病棟には本館から204床が移転しています。一般室は4人部屋で家族控室もあり、患者や家族に優しい設計になっています。

スタッフステーションには看護師だけでなく薬剤師や管理栄養士等の業務スペースや点滴準備室も設け、業務効率や安全にも考慮されています。患者の安全と個人情報の漏洩防止のために各階に監視カメラおよびICカード対応の電気錠を設置していますのでご安心ください。新館の地下1階にスターバックスコーヒーもありますので、憩いの場所として利用していただきたいと思っています。

―― 地域との交流にも熱心ですが

福大プラザは地下鉄沿線の住民と学生の交流の場になればと思っています。福大メディカルホールには300席のホールがあり講演会や研修会にも利用できます。その地下1階にはメディカルフィットネスセンターを設置、心臓疾患患者のリハビリテーションだけでなく予防医学センターと連携し生活習慣病予防の運動療法等を行います。福大スポーツ科学部と共同で運営し水中トレッドミル、エアロバイク、負荷心電図装置、呼気ガス測定装置なども設置されています。

―― 地域の医療機関との連携は

福岡大学病院の地域医療連携は主として前方連携業務と後方連携業務に分かれます。

前方連携業務は患者さんを紹介していただく医療機関の窓口としてFAXによる受診の受付業務や乳がん検診、PET検査の受付業務を行っています。他医療機関からの紹介患者さんは04年の地域医療連携室開設から右肩上がりです。特に福岡市内の西部方面からの紹介が多いようです。

後方連携業務は看護師長および主任看護師2名で入院中の患者さんのニーズや療養の環境にこたえるべく転院や在宅での療養支援などの業務を行っています。今後、福大病院に紹介していただいた患者さんは、必ず地域の医療機関にお帰しすることを心がけていきたいと考えます。

―― 福岡大学病院の将来像をお教えください

福岡大学病院には特定機能病院としての高度医療の推進だけでなく、地域医療連携体制の中心的な役割の拡大と保健・医療・福祉関係の専門的な臨床教育施設としての発展が期待されています。厚生労働省は急性期から自宅に戻るまでの切れ目のない医療連携体制の整備を目指しています。06年の診療報酬改定では大腿骨頚部骨折に対する地域連携診療計画管理料を新設し、08年にはさらに脳卒中を加え10年にはがん治療連携計画策定料を追加しました。

本院は既に第3次医療機関としての統率的立場から主だった第2次医療機関との医療情報だけでなく、人的交流も視野に入れた総合的な医療連携体制の構築を進めています。さらに大学は「全入時代」を迎え、高い就職率と資格取得が志望校選びのキーワードになっています。健康志向の高まりもあり、看護師や薬剤師だけでなく理学療法士などの資格が得られる大学や学科の新設が相次ぎ、帝京大学では接骨師を養成する柔道修復学科も開設されました。

本院では本学出身の医師、薬剤師、看護師だけでなく、他の大学や専門学校の学生、救命救急士のための臨床実習も行っています。将来、本学に保健・医療・福祉関係の新たな学科の新設にも対応できるようコメディカルの高度なキャリア教育のプラットホームとしてもますます充実できればと願っています。

―― 病院長はオフをどう楽しまれていますか

今も手術をするし、臨床も受け持ちさらに会議は多い。ゴルフが趣味なんですが月イチ出来ていたのが病院長になってからは2月に1回行ければいい方です。以前は亡くなった稲尾さんともプレーしました。ゴルフで体調を調整しストレスを発散させています。スコアは100前後です。座右の銘は特にありませんが医療のプロとして必要な道徳的基盤は生命尊重、利他、誠実と思います。その中の利他が私のモットーです。

病院長プロフィール

福岡大学病院 病院長 内藤 正俊 氏

専門分野は整形外科学、股関節外科手術を得意とする。日本整形外科学会理事、日本股関節学会理事、日本人工関節学会理事。

77年鹿児島大学医学部医学科卒、90年九州大学医学部講師、92年九州大学医学博士、福岡大学医学部助教授、99年同大医学部教授(現在に至る)07年福岡大学病院長(現在に至る)00年~08年福岡ソフトバンクホークスのチームドクターを勤めた。


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