第64回国立病院総合医学会が11月26、27日福岡市の福岡国際会議場などで開催された。「医療の格差をなくす - 国立病院機構の役割 -」をテーマに全国から約6000人の医療関係者が集まり熱心な会議を進めた。開会式で米倉正大会長は「144の病院のネットワークをいかした安全で良質な医療の標準化を目指し、全国どの国立病院に行っても標準的な医療が受けられるよう努力します」とあいさつした。
医療の格差をなくす - 国立病院機構の役割 -
- 【会長挨拶】国立病院機構長崎医療センター 米倉 正大 院長
- 昨今の医師不足、地域格差、財政的な医療保険の問題など多くの問題を抱え、今日本の医療は困難な状況にあり、これからもますます厳しくなることが予想されます。このようなときこそ国立病院機構の役割は大きくなると考えています。国立...
- この記事を読む
- 【オープニングリマークス】これからの国立病院機構
独立行政法人国立病院機構 矢﨑 義雄 理事長 - 今は第2期中期計画の2年目でございます。診療事業、臨床研究事業、教育研修事業の三つの柱は従来通りですが、今期はそれらの成果をネットワークを活かしてさらに安定的な基盤を確立する事です。では第1期を通じて第2期をどう対応すべき...
- この記事を読む
- 【国立病院機構本部企画】国立病院機構の基本的戦略 NHO本部 梅田 珠実 医療部長
- 私からは施設で働いている現場で主役の方々と医療部がともに考え、ともに取り組んでいることをご紹介したいと思います。まずは国立病院機構の使命と強みですが、臨床研究事業、診療事業、教育研究事業の三本柱があります。診療事業では...
- この記事を読む
- 【特別講演】日本の医療界をリードする国立病院機構
バンダビルド大学看護学部大学院新生児 NP専門課クリニカルインストラクター
エクランド 源 稚子 さん - 21世紀を担う医療界のリーダーが福岡に集合し将来を見つめる。それも「医療の格差をなくす」という素晴しいテーマで私のパッションの深い部分に響きました。日本最大の病院ネットワークである国立病院機構と、東京医療保健大学は画期的...
- この記事を読む
- 【市民公開講座】氷河の流れのように アフガニスタンでの医療支援
ペシャワール会 中村 哲 現地代表 - この夏の大洪水でアフガニスタンの灌漑施設が大きな被害に遭い、修復の真っ最中ですがこの学会のために2日間かけて福岡に帰ってきました。ペシャワール会は1983年、パキスタン・ペシャワールでハンセン病診療とともにスタートしました...
- この記事を読む